現在では慢性腰痛を克服され、元気を取り戻されたKB様。
初めてアルクに来てくださったときは「腰が痛くて…」「車に乗るのに左足を手で持ち上げて乗らないといけない」と言われて来てくださいました。
最初の印象は、腰をドンドンと叩かれることが非常に多く、その印象が強かったです。
腰痛改善・まずは腰を叩くのをやめていただくことからはじめました
腰が痛い時人は、腰を叩いたり、腰に手を当てて腰を反りたくなるようです。
KB様も、最初の問診のときもずっと腰を叩いたり、腰に手を当てて腰を動かしたりしていました。
腰は、丈夫なところ、頑丈なところで、叩いたりしても大丈夫。というような印象があるようです。
ですが実際には、5個の腰椎(腰の骨)が積み木のように重なってできているだけの、なんとも心細いつくりをしています。
その積み木のような5個の腰椎を叩くとなると、それは「だるま落とし」のようにズレてしまいます。
実際のKB様の腰も、後ろから非常にたくさん叩いてこられていたので、グッと前方に反っていました。
まずは、この「腰を叩く」というクセを治さない限り、腰痛改善は始まりません。
クセというのは恐ろしいもので、非常に多く無意識にやっていることなので、1日に100回叩いている人は少なくありません。
1日に100回叩くと、1週間で700回、1ヶ月で3000回、1年では、36500回…
そんなに多くの回数、腰を叩けば変形してしまうのは当然ですね。
実は慢性腰痛は、自分のクセで悪くしてしまっているという現状があります。
クセを治すのは大変
人のクセというのは、なかなか抜けないものです。
私も直したいクセがあるのですが、なかなか抜けることはありません。相当な意識しなければ直らないと思います。
KB様の腰を叩くクセも、直るのにしばらくはかかりました。
それでも、「腰痛改善には、腰を叩いてはいけない。」と言い続けることで、腰を叩くクセはみなさん抜けていきます。
まずはこういった、「無意識にしている腰に悪いこと」をやらない努力をアルクの腰痛改善では第一歩としています。
腰に良くないストレッチもある
腰に良くないこと、でも知らず知らずのうちにやってしまっていることがもう1つあります。
それが、「腰のストレッチ」です。
腰を強くねじるストレッチ、腰を強く曲げるストレッチ、腰を強く反るストレッチ。
これはいずれも、腰痛を悪化させます。
「腰痛の時、腰は不安定になっています。」動かしすぎや中腰の姿勢での作業、長距離のドライブ・不良姿勢などなど。
さまざまな理由から腰は不安定になりますが、「真面目な方」に多いのも腰痛の特徴です。
「腰に良いストレッチ」と紹介されて、腰を強くねじるストレッチは常識になりつつありますが、「常識を疑え」というのは大切なことかもしれません。
腰を強くねじったり、曲げたりするストレッチは、不安定な腰をさらに不安定にさせる危険性をはらんでいます。
しかも、腰痛患者様は、「良かれ」と思ってやっているのです。
腰のストレッチはやらない方が良い。とお伝えしています。
KB様の場合もアルクに通われて1ヶ月ほどは腰のストレッチを継続されていました。
話の中で「こういうストレッチをしている」とお話くださったときに「それはよくありません」とお伝えできたので良かったです。
クセは抜けるのが大変ですが、腰のストレッチはお伝えした瞬間にやめていただくことが可能ですので、この記事をお読みの腰痛でお悩みの方は、腰のストレッチはこの機会にしない選択をオススメしています。
アルクがしている腰痛改善は2つ
痛みを減らす施術
腰痛というのは、痛くて立ち上がるのも大変です。
しかし、その痛みというのは「減らす」事が可能です。
痛みを減らすことで、お客様が来られたときより楽になって帰っていただくことが可能です。
姿勢を改善する根本改善
姿勢の改善が再発しない体づくりには重要な役割を果たします。
姿勢や、体の使い方が変わらない限り、腰痛は繰り返します。そして徐々に悪化していきます。
姿勢から変化をすることで、腰への負担軽減を図り、体幹のアンバランスな筋肉の働きを正常な状態に近づけます。
KB様の経過
アルクに来られてから腰痛が改善するまでに5ヶ月かかりました。
1.腰を叩くクセをやめていただく
2.腰のストレッチをやめていただいた
3.股関節の動きは良く、足首の動きが良くなかったので、足首から先にかけてのストレッチやトレーニングを実施
4.ジムでのマシントレーニングを痛みが落ち着いてきた2ヶ月目ごろからスタート
5.徐々に動きに力強さが出てこられた
6.朝、起きたときに痛い状態が続く
7.朝、起きたときも痛くない。
というような感じで経過されていきました。
施術開始当初、腰を叩くクセが強く、それに伴う腰の変形があったために、改善までに時間がかかったと考えています。
それでも、腰は安定を取り戻していけると考えています。
どんな腰の状態であっても、1つ1つ階段を登るように課題をクリアしていくことで、普通の生活を取り戻していけると考えています。
腰痛でお悩みの方はぜひ、ご相談ください。