「アルク」はP・Fドラッカーのマネジメントをお手本に、事業所の運営をしています。
その中に「われわれの事業は何か・何であるべきか」という項目があります。
そこには「事業者というのは、使命を持って事業をしていく必要がある」というように書かれています。
事業者の使命を意識していないと、事業が散漫になる。
というのは理解できますし、様々な企業が成長し、失敗する過程には、この使命を理解していないために、「レストラン」や「その他の事業」に手を出して消えてしまいます。
使命を意識する、というのは企業にとって大切です。
今回は「アルク」の使命について考えてみたいと思います。
高齢者は寂しがっている
「長生きしてもいい事は何一つ無い」
「はやく死にたい」
などなど、高齢者と関わる私たちリハビリ関係者は、そんな高齢者の言葉を耳にしながら日々サービス提供しています。
こんな世の中で良いとは思えないのは、私だけでしょうか?
「長生きして良かった」
「今が1番幸せ」
そんな言葉が高齢者から聞かれる社会を作りたい。
「アルク」がスタートしたのは、そんな高齢者の寂しがっている言葉の数々でした。
体が動けば楽しめるのに
「アルク」のサービスは訪問リハビリがメインの商品として事業を行っています。
体が思うように動かないことが、生活の質を下げている要因であると考えているからです。
体が思うように動けば、会いたい人に会える。
体が動けば、行きたいところに行ける。
「体が動く」というのは、幸せのベースとしてあるのだと思います。
「孤独感」「将来の不安」が根底にある
高齢者が持っている心の闇の中に、「孤独感」と「将来の不安」があると思います。
「孤独感」
「孤独感」というのは、配偶者との死別。
子や孫と離れていて会えない。
友達との死別など。
長く生きれば生きるほど、周囲の人の死を見届けていかなければなりません。
残される方がつらい。
長生きしている方というのは、その分、たくさんの人と別れて生き抜いてきているのです。
「将来の不安」
いつまで車の運転ができるだろう。
いつまで元気でいられるだろう。
いつ、病気になるのだろう。
どんな病気になるのかな?
どうやって死ぬのかな。
人間ですから、いつかは人は死ぬわけですけど、どんな風に死ぬのか。
将来のことを考え出すとキリがありません。
将来の不安は、誰しもが抱える問題です。
綺麗さっぱり解消はできない。けど、その心を軽くしたい。
不安な気持ちや悩みというのは、深みにハマればどんどんと、底なし沼のようにハマって行ってしまうように感じます。
悩みというのは、そのままでは解決しません。
それよりも、「アルク」のサービスで一緒に明るい未来へ向けて、今日1日、頑張ってみませんか?
その第一歩が「訪問リハビリ」だと考えています。
今後の「アルク」の事業展開
やりたい夢、という段階なので、まだまだ実現できるかどうかは分かりませんが、「高齢者のイキイキした姿」を実現できるように、頑張りたいと思っています。
①高齢者の集る場所づくり
ただ、集まるだけだと、意味が無いと感じているので、「コンディショニングジム・アルク」と題して、集る場所づくりをしたいと考えています。
みんなで一緒に体を動かし、みんなで楽しみながら、集える場所づくりを目指しています。
早速、令和5年3月よりスタートしています。
まだまだ小さな知名度の無いジムですが、コツコツと良い場所になるように続けていきたいと思います。
まとめ
「アルク」の使命の話でした。
療法士として、寂しさを語る高齢者に携わってきました。
そんな寂しさ、不安を少しでも癒やしてあげられる事業をしたい。
その気持ちが「アルク」のベースです。
1日1日、コツコツ事業を続けて行けるように、そして、使命を達成できるようにしたいと思います。
以上、「アルク」の使命、でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。