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五十肩の解消に根拠のある治療とは?【ガイドライン1】

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五十肩という言葉をリハ室でもよく聞く。

ただ、原因は様々で、症状も様々である。

五十肩は肩関節周囲炎という正式名称があるが、ここでは一般的に言われている五十肩と書いていきたいと思う。

目次

一般理学療法(推奨グレードB)

・温熱療法や電気療法

・ストレッチやエクササイズ

これら物理療法に加えて肩関節周囲の筋腱の伸張を行うものである。

それぞれ対症療法的に行うものを組み合わせている。

運動療法(推奨グレードB)

・ストレッチ

・振り子運動

疼痛によって生じた肩関節周囲の筋群の過緊張に対してリラクセーションを図り、拘縮した関節組織の伸張性を改善することを目的としている。

五十肩に対する理学療法の基本方略となっている。

徒手療法(推奨グレードB)

組織の伸張や関節可動域拡大を目的とした強度の強い手技が効果的とする報告が複数ある。

関節モビライゼーションではMaitlandのグレードⅢ〜Ⅳ、KaltenbornのグレードⅢを用いているものがある。

一方で、急性期からの積極的な関節モビライゼーションは他の治療よりも肩関節可動域の改善が得られなかったとする報告もあり、介入の適切な時期を吟味する必要性を示唆している。

物理療法(推奨グレードB)

温熱療法は単独で行うよりもストレッチとの併用が効果的とされている。

また、併用する際はホットパックのような表層温熱より短波ジアテルミーのような深部温熱の方が肩関節可動域や機能的スコアの改善が得られるようである。

しかし、超音波療法は深部温熱目的にも使用させるが優位な効果は得られていないようである。

評価(強いエビデンスによる推奨)

機能的アウトカム指標にはDASH,ASES,SPADIのような妥当性のあるものを使用すべきである。

自然経過

疼痛が先行して生じ、その後肩関節の可動域制限が進行してくる過程が標準的である。

予後は、基本的に自然寛解する疾患と考えられており、文献的には疼痛、関節可動域の順で改善していくまで12〜42ヶ月要するとされている。

糖尿病はリスクファクターであるが約9割の症例は保存療法で治癒するとされている。

しかし、複数のリスクファクターが重なると治癒が遷延するようである。

私的感想

理学療法として、全ての肩痛に対して効果のある治療は無いようである。

五十肩と一言で言っても、原因や症状はまちまちであることが、その理由の1つかと思われる。

治療の根本は良い評価から始まることは言うまでも無い。

良い評価を行い、症状の原因を明らかにしながら、治療へと結びつけていくことが大切だ。

ともあれ、運動療法等の理学療法は五十肩に対してのエビデンスレベルBである。

症状に合わせて、運動や物理療法を組み合わせて、早い治癒を目指して治療していきたいと思う。

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