テレビでは毎日、◯◯成分の効果が、関節痛に効く!
(個人の感想です)
みたいなコマーシャルが大量に流れています。
これは、売れているから流れているのだと思います。
ただ、言って切り捨ててしまいましょう。
「科学的根拠は一切ありません。」
今回は世間に星の数ほどある、健康食品やサプリメントについて書いてみたいと思います。
健康食品は飲む必要はありません
健康食品は、ひざ痛・関節痛に効く!などと言われたりしてコマーシャルされています。
目的によるのですが、関節痛に効く◯◯成分は怪しいですよね。
コマーシャルの中には、必ず愛用者の感想が流れています。
しかし、科学的根拠などは示されていません。
愛用者の感想は自由にコマーシャルに使うことができるので、そのような作りになっていますが、実際に効果はないと断言できます。
テレビの影響でスーパーが品切れに
日本人の性質として、テレビ番組で「バナナと牛乳の朝食が体に良くて痩せる」ということが言われた時には、バナナがどこも売り切れて大変なことになりました。
バナナが買えない!
テレビの影響力を感じた瞬間でした。
また、「ミロが鉄分補給にいい!」と言われた時には、ミロが買えない!という状態になりました。
しばらくすると、また買えるようにはなるのですが、この事は、あまり喜ばしいことではありませんね。
テレビの情報を信じ込んでしまう国民性
テレビで言われた事は正しい!
と真面目に思って、信じてしまうのだと思います。
よく言うと真面目ですが、冷静に見るとは滑稽に映ることもあります。
自分の考えをしっかり持って、目的を持った賢い消費者になってほしいと思います。
大切なのは、「飲む目的」
健康食品が一概にダメ!と言っているわけではありません。
大切なのは「飲む目的」だと思っています。
「ひざが痛くて、テレビでいいって言ってたから買ってみた。」ではダメだと思います。
そこに科学的根拠が含まれていますか?
実際にグルコサミンやコンドロイチンなどの軟骨の成分を口から飲んだ時にどのような経路をたどるのか。
また、口から飲んだそれら成分がそのまま、ひざの軟骨までたどり着くことがあるのか?
答えはNOなのです。
口から入った軟骨成分は、分解されてアミノ酸になって吸収される
口から軟骨成分が入ると、軟骨成分はタンパク質の一種ですから、それは消化器官で分解されて、体に吸収されます。
また分解されなかったものは、おしっこや便からそのまま排出されます。
軟骨成分などのタンパク質は大きな状態で、体に吸収されにくいので分解される必要があります。
アメリカの実験で、口から飲む軟骨成分の分子に印をつけて口から摂取してみた実験があります。
口から摂取した軟骨成分はそのまま、おしっこになって排出されたとのことでした。
ということで、科学的根拠は無いという結論が出ています。
関節痛は健康食品では良くならない
ずっと書いてきましたが、結論は関節痛は健康食品では治らないというのが実情です。
ですが、「食」は人にとって一番重要な健康を支える土台と言っても良いでしょう。
その食を疎かにして、健康を願うのは本末転倒です。
人は間違いなく、口から摂取したものでできています。
決して健康食品で体がつくられるわけではないと言う事です。
そこで、高い健康食品を摂取することを考えるよりは、毎日規則正しい食生活を心がけ、適度な運動と、よい睡眠、ストレス解消に心がける事が大切なのです。
基本的な生活の良さがないと、健康は崩れていくものです。
この機会に、規則正しい生活という点を見直してみてはいかがでしょうか。
健康食品を飲むよりも健康になるかもしれません。
まとめ
健康食品に科学的根拠はない。という記事でした。
これまで信じて服用されて、実際に効果が出ている方もいるかもしれません。
しかしそれは、思い込みの可能性もあります。
科学的根拠をベースに物事を理解して、賢い消費者になってほしいと思います。
世間で溢れる健康食品は、本当に健全な気持ちで発売されているのか、私は疑問に思います。
お金儲けの為の商品に見えてなりません。
健康への願いを利用した商売を、私は許してはおけないのです。
そのお金儲けのための健康食品が廃絶し、本当に良いものだけを買う消費者ばかりになれば良いのにと思います。
健康食品に頼るよりも、規則正しい生活で、本当に健康な状態になってほしいと思います。
また、関節痛を本当に治したい方は、関節痛を治す記事をどんどん書いていますので、読んでいってください。
以上、健康食品は効果があるの?の記事でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。