腰痛治療を中心に、これまで事業を展開してきました。
しかしながら、「筋力強化」という点で、不十分な点がありました。
「痛み」と一言で言っても、関節可動域が原因で起こるものや、筋力低下で生じているものなど、原因は様々です。
そこで、コンディショニングを目的としたトレーニングを実施できるマシンを、まずは5台導入しました。
継続した健康づくりをさつま町で続けていけるようなジムに成長してくれたら嬉しいと考えています。
マシントレーニング導入のキッカケ
マシントレーニングはもうだいぶ前から存在しています。
マシンを使用して運動を行うことは、もう常識になりつつあります。
近場の薩摩川内市にも様々なフィットネスクラブが存在し、さつま町からも多くの方が川内まで通われています。
「さつま町にもフィットネスがあればいいのに‥」
と、以前からお声を伺っていました。
そんな時に出会った、天文館でコンディショニングジムTRYを経営されている永田慶子さん。
天文館の一等地で大きなコンディショニングジムを11年間も経営されています。
早速見学させてもらいました。
すごい量のマシンと広いジム・良いスタッフさん
永田慶子さんのジム、TRYには100台くらいマシンが在るのではないかと思うほどのすごい量のマシンが置いてあります。
そして、スタッフさんが丁寧にお客様の対応をされていました。
お客様も、慣れていて一人でどんどんトレーニングされている方もいれば、今日はじめてトレーニングされている方もいらっしゃり、それぞれのレベルに応じたトレーニングをされていました。
大体10名くらいのお客様がいらっしゃって、全て女性のお客様で年代は40代〜80代くらいの方に見えました。
アルクのお客様と層は同じように感じました。
「マシントレーニング」+「丁寧な接客・指導」
があれば、楽しくトレーニングを続けられるのかもしれない、と感じました。
アルクでも、少しマシンを導入してみよう!
アルクの整体とマシントレーニングは相性がいいと判断しました。
整体の中でも、マシンに乗っていただいて、膝の筋力強化や、肩の筋肉のバランスを取ることで、治療に繋がると考えています。
少しマシンを導入して、さつま町のお客様にも受け入れていただけるかどうか、判断してみよう!
と思いました。
事業というのはやってみないとうまくいくかどうかは正直わからないと思っています。
いきなり大きな借金を抱えて事業を拡大してしまうのは「無謀」です。
まずは1台。導入してみたいと思いました。
ボディービルダーの友達に数年ぶりにLINE
まずは専門家に話を聞いてみたいと思い、ボディービルダーの友達にLINEしてみました。
この友達、ジム経営を試みた経験があったからです。
・自分でマシンを作る
・中古で購入する
・アリババで安い海外製を買う
などなど
自分で作るのは、時間がかかるし、安全性に不安があるのでできない。
安い海外製は、どうしても家庭用になってしまうので、却下。
ということで、中古の業務用を全国から買い集める方向で動き始めました。
すごい業務用マシンが安くで売りに出ていた!
新品で買うと、数十万円のマシンが数万円で売っていました。ヤフオク。
結果として、業務用マシンが数十万円で5台購入することに成功しました。
質は申し分ありません。
ただ、名古屋・大阪に取りに行かなくてはなりません。
父の協力で移動距離2,000km以上のマシン移送
ヤフオクでマシンを購入できましたが、取りに行くことが前提としてありました。
一人で父のトラックを借りて行く予定でしたが、父が一緒に行ってくれました。
足掛け3日かけて、2,000kmの距離を移動して、5台のマシンをさつま町に連れて帰って来ることができました。
実際、父が行ってくれなかったら、どこか途中で力尽きていたかもしれません。
それくらい過酷で大変な旅でした。
長距離トラックの運転手さんへのリスペクトの気持ちが芽生えました。
ジムを経営するなら、これも仕事のうちと考えています。
無事にマシンを組み上げて、ジム開始!
マシンを組み上げるのも結構苦労しました。
私自身の腰痛の再発もあり、10日かかりながらマシンを組み上げました。
私は、農業機械の修理など自分でDIYするのは得意なので、バラバラのマシンを組み上げるのも、そんなに苦労なく組むことができました。
いざ、経営スタートです。
もしも、お客様が来られなくても、自分でトレーニングするにも業務用マシンが心地よくトレーニングできます。
最悪、自分で楽しもうという気持ちで、駄目でもOK。という心でスタートしました。
数日後、初めてのお客様が♡
ジム初日は0名でしたが、宣伝・広告があまりできていませんでしたから、どんどん知ってもらう努力をしていきました。
すると、数日でお客様がジム目的で来てくださいました。
業務用マシンが心地よくトレーニングできますから、ジム規模は小さいながら、体を動かし汗が少しにじむくらいの運動は十分にできる設定になれている気がします。
今後もどんどんお客様が来てくだされば、デデンと大きな倉庫を改修して、本格的なジムを作り上げたいと思います。
まとめ
永田慶子さんとの出会いで、一気に展開したアルクのジム化。
うまくいくときというのは、こんなふうにスムーズに事が運ぶのだと思います。
独立するまでには5年の準備期間がありましたが、アルクのジム化は1ヶ月でした。
しかし、本当に大切なのはこれからです。
さつま町のみなさんに愛されるジムになって、みなさんの健康づくりを支えていける事業所になれるよう努力していきたいと思います。
今後とも、アルクをよろしくおねがいします。