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変形性膝関節症に、股関節の筋群を鍛える?【論文研究3】

2019年の論文です。

目次

背景

変形性膝関節症患者には、大腿四頭筋強化に加え、股関節運動が重要であると言われている。

オーストリアのLatrobe UniversityのSemciwらは、この点を検証した8RCT(n=340)を対象とする系統レビュー・メタ解析を行った。

結論

変形性膝関節症患者に対して、股関節トレーニングの追加は優位に歩行機能を改善した。

特に股関節レジスタンストレーニング(抵抗運動)は、痛みや、患者の主観的な機能報告の改善に有効であった。

評価

著書らは、股関節トレーニングの追加は有効であると結論している。

股関節外転筋を強化することで膝の負担が軽くなる、等の機構が考えられる。

私見

股関節筋群の強化が、変形性膝関節症の症状を軽減するという報告であった。

変形性膝関節症の治療はレジスタンストレーニング(抵抗運動)が主体である、ということを裏付ける報告と捉えている。

変形性膝関節症の患者の治療には、「筋トレ」が第一選択として捉えても良いかもしれない。

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